7月27日 親鸞聖人御命日の集い―おたいや―

 今月は『唯信鈔文意』で「十方世界普流行」「但有称名皆得往」そして「観音勢至自来迎」の「観音勢至」について親鸞聖人がどのような注釈をしていなかの人々に伝えようとされているのかを見ました。内容が難しく、また難しいままにお参り下さった方にお伝えする形になってしまい反省をしております。諸仏が阿弥陀仏の御名を勧め行ぜしめたまうのは、ただ念仏のみが全ての衆生が大涅槃に至る仏道だからである。光は全ての衆生を、ただ念仏して阿弥陀仏に救われる身と照らし出し、光に照らされた者はその光に包まれ、ただ念仏という念仏往生の仏道を歩む。それを「流行」という言葉で親鸞聖人は確かめておられるのだと思います。

次回は「観音勢至自来迎」の「自来迎」について見ていきたいと思います。