8月13日 盂蘭盆会法要を厳修しました

 名響寺盂蘭盆会法要を厳修いたしました。

式次第 伽陀「先請弥陀」 『仏説阿弥陀経』 正信偈同朋奉讃 『御文』五帖目第十通「聖人一流」

 今回は善導大師が『法事讃』で「帰去来(いざいなん)他郷(たきょう)には(とど)まるべからず。仏に従いて、本家に帰せよ。本国に還りぬれば、一切の行願自然に成ず。」と浄土を往く世界ではなく還る世界として語っておられますその言葉を通して阿弥陀の浄土について思索していきました。特に仏に従いて帰るというということに注目し、私の勝手な思いによって帰るのではなく仏の願いによって帰るということ。そして仏に従いて帰る具体相を「逍遥して」と善導大師が表現して伝えようとしていることをたずねました。

 帰去来、「帰ろうではないか」という促しの声は、私に深く関わって下さった亡き方からの願いの言葉でもあるのだろう。

 最後にコロナウイルスが私に感じさせたことをお聞き頂いて散会した。

 コロナウイルスや暑さで大変な中お参り下さりありがとうございました。