5月24日 写教の会を開催しました
前回で依経段が終わりまして今回から依釈段に入っていきますが、その依釈段とはどういう方がどういう事を伝えようとなさっているのかが謳われているのが、総讃と呼ばれる「印度西天之論家 中夏日域之高僧 顕大聖興世正意 明如来本誓応機」になります。今回は『書いて学ぶ親鸞のことば正信偈』のコラムによりながら学びました。
依釈段ではインドの龍樹菩薩・天親菩薩、中国の曇鸞大師・道綽禅師・善導大師、日本の源信僧都・源空(法然)上人各々のお仕事が讃えられておりますが、その根底に通じているのは、釈尊が世に出られたのは、阿弥陀仏の願いは機(人間・私)に応じていることを明かして下さっているということです。そこには、三国七高僧も阿弥陀仏の本願によって救われたという事実があるのです。本願念仏にたすけられてきた方々のお伝えを聞くことを通して、私達も本願に立ち、身を置くのです。来月の龍樹菩薩からその事を念頭に置きながら学んでいきましょう。