2月5日 『歎異抄』輪読会を開催しました

 今回は第十四条について見ました。第十四条では念仏に滅罪の利益があると信じて念仏を申すという異義が取り上げられております。この異義に対して唯円は、われらの信ずるところにおよばずと悲嘆していかれますが、その核心は異義の念仏申す心は他力の信心ではなく自力の心であるということでした。テキストの『なぜ?からはじまる歎異抄』を輪読し、滅罪が往生浄土の要ではないことや、滅罪には自分から罪を剥ぎ取り身軽になりたいという自力のこころがあるのだと確かめました。
 次回は3月5日14時~第十五条について見ていきたいと思います。是非ご参加ください。