4月2日 『歎異抄』輪読会を開催しました

 今回は『歎異抄』第十六条について語られる「回心」について見ました。第十六条では、親鸞聖人の教えを聞き念仏申す生活を営む者の中に「回心」を日々の反省のように捉えている異義が取り上げられています。日々の自身の行いを反省をすることは、決して悪いこととは言えませんが、その反省しよういう心に善人になって救われるという意識が隠れており、それは念仏往生においては大きな問題となることを唯円は教えてくださっています。
 次回は、5月7日(水)14時から、第十七条について見ていきましょう。