5月27日 親鸞聖人御命日の集いを開催しました

今日の『御文』(四帖目第三通)では世間の争乱の有り様を伝えつつ、このような濁乱の時を生きる五逆の機をも救う阿弥陀如来の本願を説くことが釈尊の出世本懐であることを伝えていました。その中で釈尊は法華経を説いている会座を中断してまで念仏の教えを韋提希夫人の為に説いたということに言及されます。釈尊が本当に説きたかった平等の救いを親鸞聖人は「誓願一仏乗」と掲げていることも確かめました。
『一念多念文意』では、改めて親鸞聖人の経典を学ぶ立脚地を確かめたあと、前回に引き続き第十八願成就文の「聞其名号 信心歓喜 乃至一念」の言葉を親鸞聖人がそれぞれどのように領解されていたのかを見ました。
次回も第十八願成就文についての親鸞聖人の言葉を聞いていきたいと思います。