阿弥陀の浄土のことを「彼岸(ひがん)」、私たちが生きるこの世を「此岸(しがん)」と言います。
此岸は濁りの世とも穢土(えど)とも言われますが、私たちがそのような世界を生きているということは彼岸の浄土に照らされてはじめてわかるのです。
阿弥陀の浄土に思いをいたすことを通して、この世が濁りの世であるという事実、そしてこの世が単に濁り世というだけでなく、阿弥陀仏の大悲心がはたらく場所であるということを、ともに聞いていきましょう。…