8月1日 写教の会を開催しました

今日は曇鸞章の「天親菩薩論註解 報土因果顕誓願 往還回向由他力 正定之因唯信心」の所をみていきました。曇鸞大師の一番のお仕事は天親菩薩の『浄土論』を註釈した『浄土論註』を著したということです。これは親鸞聖人が「天親菩薩のみことをも 鸞師ときのべたまわずは 他力広大威徳の 心行いかでかさとらまし」と讃えておられるように、ただ単に註釈しましたということに止まらないのです。この『浄土論註』がなければ『浄土論』というものは読み解けなかったという最大の賛辞を贈っておられるのです。その具体的なお仕事が次から謳われますが、「往還回向由他力」とあるように「往相」も「還相」も「他力回向に由る」ということを顕かにして下さったことが大事なところです。では私たちにどのように他力がはたらくのか。このことについて、宮城先生は「還相を知恩」と「往相を報徳」ということで教えて下さっています。

次回は9月12日(月)14時~開催予定でおります。正信偈を書写し勤行をする時間を過ごしてみませんか?