10月2日 『歎異抄』輪読会を開催しました

 今回は第十一条について見ました。第十一条からは「異義篇」と呼ばれ、実際にどのような異議が起こっていたのかが語られています。第十一条では、誓願と名号の不思議を二つに分けて考え、またその考えのもとに他の念仏者を問い詰めていく異義者の姿が述べられています。『歎異抄』の作者は、この異義に対して、誓願不思議も名号不思議は二つではなく一つであると言います。