1月8日 『歎異抄』輪読会を開催しました
今回は前回に引き続き『歎異抄』第十三条について見ました。前回は宿業ということについて学びましたが、今回は「本願ぼこり」についてテキストを読みつつ考えて行きました。唯円は「本願ぼこり」を批判する者を異義と見ていますが、それは批判する者の善人意識に問題があると捉えての歎きでした。一方、文面では「本願ぼこり」を擁護するように見えても、自らの思いはからいで悪を造ろうとする者も、その実は善悪を自らが掌握しているという無明性を抱えているのだと教えていただいた。
次回は2月5日(水)14時から開催いたします。第十四条を見ていきますので、是非ともご参加ください。