1月1日 修正会を厳修いたしました

式次第…正信偈草四句目下、念仏讃(三淘)弥陀成仏のこのかた次第六首、回向(願以此功徳)、御文(五帖目第二十二通)
 昨年の能登の地震が、年の始めに集まり共に勤行し共に聞法できるということが、いかに稀有なことであるかを感じさせてくれます。毎年修正会では、真宗の生活を確かめることを大切にしておりますが、今年は念仏と恩ということを、冊子『真宗の生活』に載っている二編から学びました。南無阿弥陀仏と念仏申すことの他に自らが生きていける道はない。そこには、自身の愚かさに立たしめられるからであり、そこに恩ということを感じてあゆむ道が与えられる。念仏を申し日々の生活のなかで阿弥陀さんと共に生きることは、愚かさに気付かされながら感謝のこころを持ってあゆむことなのだろうと思います。
 今年度も共に念仏を申しながら念仏の教えに学んでいきましょう。本年もよろしくお願いいたします。