8月6日 『歎異抄』輪読会を開催しました

 今回は「後序」で語られる、親鸞聖人の二つのつねのおおせについて見ました。おおせの一つ目は阿弥陀仏の本願は救われるはずのない私親鸞一人を救けるために建ててくださったのだと言う感銘が語られ、二つ目は自身は善悪の二つを存知しないと言い切り、煩悩の身、火宅無常の世を生きる者にとって、まことは念仏のみなのだという表白が述べられています。この二つのおおせは、「念仏のみぞまこと」と言われるように、真実によって二つのおおせは貫かれているのだと確かめました。
 次回、9月3日(水)の開催で「後序」の最後に置かれている流罪記録を見て本を読み終える予定です。