
今回から「後序」に入りました。その始めに「信心一異の諍論」と呼ばれる親鸞聖人が法然上人の元におられた時の信心をめぐる議論が展開される場面が説かれます。これまで異義篇にて真実信心の異なりを具体的に見てきたが、異なる信心の対比としてただ一つの信心を伝えるために唯円は若き親鸞聖人の諍論を提示しておられるのだと思います。親鸞聖人の信心と法然上人の信心とが一つであるか否かが論点になっているが、特に勢観房という法然上人の昵近の弟子が一つであるはずがないと言い切ることに着目して話し合いました。
次回は8月6日14時から「後序」の続きを読んでいきますので、お気軽にご参加ください。…