7月13日 名響寺盂蘭盆会法要を厳修しました

 お暑い中お参りいただきまして誠にありがとうございました。本年の盂蘭盆会法要では、春の彼岸会法要でも見た善導大師著『観経疏』の中で説かれる「二河白道譬」について見ました。春の彼岸会法要では、その概略を確かめましたが、今回は「二河白道譬」の原文に沿いながら、善導大師ご自身の解釈や親鸞聖人の解釈を通して初めから丁寧に読み進めました。今回は途中迄みましたが、譬喩の最初にある「人ありて」という「人」とは、生まれたこと、命、生き方に問いを持った者であり、その問いをもつと「二河白道」に示される場面(問いをもって歩みだす時に現れる課題が道筋)が現れ、私たちが道を求めることと、求め続けることの難しさを譬喩を通して学ぶことができた。秋の彼岸会法要では、白道を歩むと決定した者の響いた3つの呼び声について見ていきたいと思います。