11月6日 『歎異抄』輪読会を開催しました
今回は『歎異抄』第十二条について見ました。第十二条では、往生の要を学問(学文)するかどうかにかかっているという異義が取り上げられます。真宗では本願の教えを聞くことを大事にします。聞法の期間が長くなるにつれて、様々な経文にであい、様々な解釈があることを知っていきます。知識がふえることは尊いことですが、次第に本願のこころよりも獲得した知恵を誇って生きるようになる危うさもあるかと思います。聞法することは、常に本願のこころを聞いていくことが肝心なのでしょう。愚かな身と知らされ、その愚かな者を救おうと立ち上がられた願いを、これからも聞き訪ねていきたいと思います。
次回は12月4日(水)14時からとなります。第十三条について学んでいきます。