先ず『御文』一帖目第十四通で語られる「他法(宗)を謗る」という問題の内実を確かめました。その後は『唯信鈔』で第十七願、第十八願がどのような流れで語られているかを改めて確認しました。次回から『唯信鈔』でどんな者ももらさずに救うという第十八願念仏往生の願意を教える文として聖覚が引用した「彼仏因中立弘誓」から始まる『五会法事讃』の文を、親鸞聖人が『唯信鈔文意』でどのように語っておられるかを見ていきます。

また、今回は半年に一度の仏具のおみがきをお集り頂いた皆様と行いました。おかげさまで、盂蘭盆会法要をお仏具が輝いた姿で厳修することができます。お手伝い頂きまして、本当にありがとうございました。…

今回は七高僧の一人、インドの龍樹菩薩について謳っている「釈迦如来楞伽山 為衆告命南天竺 龍樹大士出於世 …

先ず『御文』一帖目第十三通に取り上げられている十劫安心の問題を通して、たまわりたる信心ということを確かめた。『唯信鈔文意』では前回もたずねた第十七願と『五会法事讃』の著者である法照禅師について学んだあとは、『唯信鈔』に戻り、次に語られる第十八願念仏往生の願の意について聖覚がどのように説いているかを見ました。

内容が難しかったようなので、今日のところは来月もう一度たずねていきたいと思っております。…

前回で依経段が終わりまして今回から依釈段に入っていきますが、その依釈段とはどういう方がどういう事を伝えようとなさっているのかが謳われているのが、総讃と呼ばれる「印度西天之論家 中夏日域之高僧 顕大聖興世正意 …

 

今年に入って初めての御命日の集いを開催しました。先ず『御文』一帖目第十二通で問題に挙がっている毎月の会合での座談会の在り方について考えました。また、『唯信鈔文意』では前回の復習も兼ねて、親鸞聖人が「迎」を「むかえたまうという、まつというこころなり。」と解釈なさっていることに着目し考察しました。

また、『大無量寿経』下巻の「願生彼国」という言葉を「彼の国に生まれんと願えとなり」と注釈して、願生彼国を阿弥陀の呼び声であると親鸞聖人は言っているのは、先ず阿弥陀の呼び声があって、それに応える形で私が阿弥陀の浄土に生まれたいと願う存在となる事を伝えようとされているのだと確かめました。…

  今回は「弥陀仏本願念仏 邪見憍慢悪衆生 信楽受持甚以難 …

今回は「一切善悪凡夫人 聞信如来弘誓願 仏言広大勝解者 …

今回の彼岸会では、今年が聖徳太子の千四百回忌にあたるということで、「親鸞聖人と聖徳太子」について考察しました。先ず、親鸞聖人が聖徳太子のことをとても尊敬なさっていたことなど、知っておいて頂きたい事をお伝えしました。そして、二人の共通点に着目し二人共にその存在自体が疑問視された歴史があることや、共に在家止住の身で仏道を歩まれたことを確かめました。

在家の身において仏道を歩むということは、煩悩の生活というところにいよいよ阿弥陀仏ということを感じて生きて行くのということなのだと思います。出家というところに身をおいている者にも、もちろん阿弥陀仏の願いはかけられています。ですが、出家よりも在家止住というところにおいて、いよいよ阿弥陀の本願を忝いと頂いていくことが出来るのではないかと思うのです。お彼岸という事で言えば、法蔵菩薩がお浄土を建立したいと願われたのも在家止住の男女のためであるし、そのお浄土の光は在家止住の男女を照らし包みおさめ取って決して捨てないという大悲の心を感じさせるのだと思います。…

今回の修正会では仏教徒(仏弟子)に成るという事について「戒律」という事に着目し、親鸞聖人は「戒」をもって仏弟子と成るとしてきた仏教から、「聞思」をもって仏弟子の資格を阿弥陀仏より賜るという仏道を顕かにして下さったことを確かめた。どうやったら仏教徒になれるかといえば、阿弥陀さんの願いを聞思する他ないのだと思います。是非、皆様も「聞思」して堂々と仏教徒と名乗って下さい。衣を着ているから、或いは出家し戒律をたもち厳しい修行をしているかは一切関係ないのです。

今年も皆さんと真宗の教えを聞いて行きたいと思っております。ご都合のつく時には名響寺にお参り頂き、共に教えに触れていきたいと思っております。本年もよろしくお願いいたします。…

今回は『御文』一帖目第十一通で問題に挙がっている「あの世」と「御布施」という事を通して、坊主門徒共に信心を得てほしいと蓮如上人が願われていることを尋ねた。

また、『唯信鈔文意』では親鸞聖人が「迎」を「むかえたまうという、まつというこころなり。」と解釈なさっていますが、「まつというこころ」とはどのような事を言っているのかについて、後に出てくる「信楽をうるとき」というところに着目し考察しました。

15時頃から仏具のおみがきを行いました。ご参加頂いた皆様が一生懸命にみがいて下さったおかげでとても綺麗になりました。1月1日の10時~修正会が勤まりますので是非お参り下さい。…